アルパカの右にならえ

邦画と小説をこよなく愛する創作ヲタク。

ここが天国

波打ち際の蛍

波打ち際の蛍

波打ち際の蛍/島本理生
うわん。まただ。また打ちのめされてしまった。現実世界が嫌になって、こんな風に本の世界に閉じ込められて帰ってこれなくなる。さとる君と紗衣子さんがいるシーンはほっとする。蛍とのシーンはやっぱりどこか緊張感があってどきどきする。さとる君が完璧すぎて結婚して欲しい。麻由にはさとる君のような男性がいいのでは?とも思ったけど、身内に近い立場にいる人間だからこそのあの安心感なのよそういうこっちゃねーんだよ!てことだよね。うん。

「誰か、これが愛ではないと教えてくれ」という一節があるんですけど、「君が降る日」にも「本当は、これは愛じゃないし、あなたの欲しいものはここにはない」とある。愛についてこんなにも立場が真逆のセリフが同じ作者から出てくるなんて。ハー好き

檸檬のころ (幻冬舎文庫)

檸檬のころ (幻冬舎文庫)

檸檬のころ/豊島ミホ
高校生のすっぱさあまさが蘇る。初めて読んだ作家さんだけど、凄く好みだ。どうして今までスルーしてきてしまったのか。短編集。「金子商店の夏」「ルパンとレモン」「ラブソング」「雪の降る町、春に散る花」が好き。一番最後の大学入学を機に一人で上京する18歳の女の子の話が切ない…。

ペンギン・ハイウェイ

ペンギン・ハイウェイ

ペンギン・ハイウェイ/森見登美彦
SFが苦手のくせになぜ読んだ…!!

神様のカルテ

神様のカルテ

神様のカルテ 2

神様のカルテ 2

神様のカルテ/夏川草介
キャラクターがいい。1より2の方が面白い。3も絶対読む。

天国旅行

天国旅行

天国旅行/三浦しをん
暗い。好き。一番最初の短編が好き。