アルパカの右にならえ

邦画と小説をこよなく愛する創作ヲタク。

ダ・ヴィンチ 加藤シゲアキ「恋愛小説(仮)」の感想(ネタバレ)とちょっとNEWS

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加藤シゲアキ「恋愛小説(仮)」恋愛をテーマにした短編小説のタイトルを「れんあいしょうせつかっこかり」にしちゃうおシゲ。カッコ仮、なんて最後に付けちゃうのがシゲっぽいよね!と言いたい。

内容はそのまま「恋愛をテーマにした短編小説の依頼を受けた男性作家」の物語…シゲの小説は毎回本人の自己投影がすごく強く出てるなぁという印象。もちろん今回のこれはそれをわざと狙ってのことなんだろうけど。

主人公が小学校時代に恋をしていた女の子。15年ぶりの同窓会でその子と再会できるかもという淡い期待もむなしく、彼女は事故ですでに他界していた。夜な夜な(というより昼夜問わず眠ればいつでも)夢の中に現れる、不思議な彼女。自分がPCに描いた通り、文字通り「思い通り」にできる彼女の姿を追いかけるため、睡眠薬を服用を繰り返した挙句オーバードーズで病院に運ばれるという困った主人公。なんて暗い主人公なんだ!(笑)現実世界より夢の中の空想の世界に囚われていく主人公の図がすごく怖かった。

友人が一人登場するんだけど、その友人のキャラクターがあんまりよく分からなかった。文字の限られた短編小説で友人キャラを掘り下げるのもアレなんだろうけど、おシゲの小説に出てくるキャラにはあんまり人間味みたいなのは感じないな~といつも思う。どっかカッコつけてるのは本人も同じだからなんだと思うけど、もっと身近で、「これって私(俺)のことじゃん」って思えるような、100万人が自分自身だと錯覚してしまうくらいある意味普遍的な部分のある魅力的なキャラクターが見てみたいな。見てみたいよ!あと会話がいつも表面的で気取ってる感じなのはなんでだろう。生身の人間同士の「会話」というより、どうしても「台詞」として喋らされてるみたいに思えてしまう。もっとさらけ出してこうぜ!普段もっと面白い会話しまくってるんでしょ?丸ちゃんと(笑)と思いました。

 

とある日の「KちゃんNEWS」で、小山くんに「ダ・ヴィンチなんて文芸誌で小説が載るなんてすごい」というニュアンスのことを言われて、「逆に、一番手に取りやすい文芸誌としては入門的な方だと思うよ」ってシゲが返していて、そうそう!と思った。ダ・ヴィンチってすごく読みやすいというか、結構有名どころの小説を紹介してるし、一番普通に本読まない人でも読む雑誌だと思うから、それだけ一般の人の目に触れる機会が増えてシゲの小説がたくさんの人に読まれるじゃん!って喜んだ。もっとコアな本好きの人って「群像」とか「すばる」とか「野性時代」とか追ってそうなイメージ…。

 

根っからのスーパーアイドルで歌唱力は抜群、イッテQでは意外に身体張ってます職業と言わずもういっそ人種:アイドル手越祐也。小説書きで最近は文化人枠なタレントになってきた、たまにドラマにも出てます正統派イケメン加藤シゲアキ。エブリーでアナウンサーしてます、アドリブOK、MCはおまかせください頼れる最年長の天然系リーダー小山慶一郎。感情豊かな歌唱力と最強スマイル、超強火で根強いファン多し、趣味のミニ四駆で地味に仕事取ってきます増田貴久。個人個人のキャラの色がかなり強くてなんだか全員一人でやってけそうなメンツのNEWS。でもこの四人が集えばかなりのアイドルオーラ。楽曲もかなり王道アイドルアイドルしてるよNEWS!!新曲「KAGEYA」では蜷川実花さんがMV監修!ヤッター!期待しちゃうよアイドルNEWS!!

 シゲの小説の感想からNEWSの宣伝みたいになってしまいました。


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