アルパカの右にならえ

邦画と小説をこよなく愛する創作ヲタク。

【邦画ログ】ふきげんな過去/世界から猫が消えたなら

ふきげんな過去
基本不機嫌な登場人物たちの会話がなんだかイラッときていまいちハマらない映画でした。
最後ワニが暴れ出した時にふみちゃんの笑顔最高。
二階堂ふみちゃんの存在感がやっぱり凄い。
美人の姉がいなくなった後に旦那と結婚し子供も産んだ妹さん、
姉に対して「私の勝ちよね?」と言うシーン。「ずっと前からあなたの勝ちよ」とは言われるけど、
どう考えても姉とは段違いのブスだし、どう考えても完全に負けで可哀想な人生を送ってる妹の図がすっごく良かった。
高良健吾の役が絶妙にキモイ。終盤爆発するふみちゃんの演技が好き。
全体的に会話の詰まらない映画という印象でした。

世界から猫が消えたなら
全体的に青っぽい画面で、美しい音楽が流れて、登場人物が泣いて、といううつくしい感じの映画でした。それだけです。
佐藤健くんの一人二役が、表情と喋り方と所作だけでほんとに別人格に見えてとにかくすごい!(分身みたいに恰好はまったく同じ)
一番の見どころは最初の方の自転車でこけるシーン。迫力があってドキッとしました。スタントかどうかは知らない。
猫のキャベツがタオルで包まれる通称「キャベツ巻き」がめちゃくちゃ可愛い……。
佐藤健がかかってきた電話に出る→電話の主は宮崎あおい、間違い電話だった→佐藤健、テレビで映画のDVDを観ているところだったので慌ててリモコンで音量を下げる→下げたつもりが上げてて、大きな映画のBGMを電話越しに聞いた宮崎あおいが「それ(映画名)ですよね?」と話しを続ける→宮崎あおい、その映画の結末をしゃべっちゃう→「あっすみません、つい……」「いえいいんです」「映画お好きなんですか?」→実は同じ大学だった。改めて知り合いになる→付き合う
っていう展開、「男の妄想ストーリー」って感じでめっちゃ安っぽくてダサい。
結局これは夢オチなのなんなの……?