アルパカの右にならえ

生ビールでも発泡酒でも幸せなアラサー。邦画と小説をこよなく愛する創作ヲタク。

【邦画ログ】彼女の人生は間違いじゃない/心に光を、居間に光石研を【ネタバレ感想】

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彼女の人生は間違いじゃない
大好き廣木隆一さんの邦画。主人公の女優、瀧内公美さんの顔がすごく魅力的。ふとした時の表情が榮倉奈々ちゃんのようにも田中美佐子さんのようにも北乃きいちゃんのようにも成海璃子ちゃんのようにも見える不思議な人。いろんな人に似ているようで誰にも似てないのに目が離せない。おっぱいの形がよくて仕事中の裸は必見です!
あくまで土日限定のデリヘル仕事で、月曜になれば市役所での日常に戻る感じが、短い爪に塗られた赤いネイルに表れてて好きだなー。人のほぼいない高速バスの座席で着替えるシーンも好き。「さよなら歌舞伎町」でも、終盤染谷将太くんが生まれ育った場所へ行くために高速バスに乗っていたのを思い出した。「高速バス」と「朝日」ってすごくいい。あとよ、単純に主人公の胸の盛り方が素晴らしいのでぜひ使用しているブラのブランドを教えて欲しいんだ〜! 盛りて〜!!
デリヘル店員の高良健吾がハマリ役。なぜ高良健吾大森南朋窪塚洋介はデリヘル店員の役が似合うのか。震災を経験した人たちの過ごし方が様々あるのが面白い。別れた恋人に連絡を取る女々しい元カレも、怪しいマルチ商法に手を染めてしまった同業者も、休みのたびに東京にデリヘルへ出稼ぎに高速バスで向かう主人公も、やな人もいい人も(ほとんどやな感じの人が多いけど)たくさん。特に震災についてを卒論のテーマにするつもりの女子大生とか、誰が見てもヘドが出るぐらいクソうざい意識高い系に描かれてて最高だった。一番うざいよねああいうの。卒論のテーマにしたい大学生に聞かれた時は口ごもるのに、写真を撮りにきた女性カメラマンには砂浜で話すことのできるシーンが好き。

デリヘルのシーンがエロいです。エロさでいうなら「さよなら歌舞伎町」と同じくらいか……? 福島の津波で妻を亡くした光石研さんがよかったなぁ。震災の保証金もパチンコに使っちゃうような父親だけど、隣の仮設住宅に住む奥さんが自殺しそうになったら止めたり、娘に咎められたらパチンコを速めに切り上げたり、悪い人ではない。元の家のある進入禁止区域に出向き、亡くなった奥さんの冬服をたくさん取ってきて、漁師の友人に頼んで沖まで船を出してもらうシーンはグッときた。「母ちゃん、ごめんな、寒いだろー!」って泣きながらセーターとか長袖の服ぼんぼん海に投げ入れるところ。
父娘の食卓のシーンだ好きだな。ご飯、お味噌汁、枝豆、にんじんしりしりとか、何気ないおかず。映画の冒頭、炊飯器の蓋を開けて炊き上がったご飯の香りを嗅ぐシーンから始まり、最後はお米を研ぐシーンが好きです。食べなきゃなんもやってられんもんなって思うよ。
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