- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2013/08/21
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (12件) を見る
「すーちゃんまいちゃんさわ子さん」
原作ファンからしたらよけいな改悪するなー!だけど、邦画だけで見たらあり…かな?しかし、だいたいすーちゃんとまいちゃんはお互いの失恋を慰め合って泣いてべたべたするような関係じゃないし、すーちゃんはもっと毒にまみれて殺伐とした世界で生きてるし、すーちゃんは原作では男子キャラのだーれからも好意を寄せられてないし、とにかく映画は無駄にすーちゃんを実は何気にモテるいい女に見せる要素をぶっこみすぎ。中田マネージャーとかすーちゃんなんて目もくれてないからね原作じゃ。すーちゃんだって中田マネージャーが「やっぱり家に帰ったらうちに電気ついてたら嬉しいっていうかー」ってのろけた時に「うーわこいつ定年後嫁にまとわりつくタイプだわ」って毒づいてたからね…。
めちゃくちゃ文句言ってるけど、役者さんはすっごい良い〜!バイトの染谷くんがいいキャラしてる。トランプ占いですーちゃんに無視されるのわらった。すーちゃんがさわ子さんのおばあさんにご挨拶するシーンとか、いなくなったミーちゃんがおばあさんのベッドの中から見つかるシーンとか、「一日でも長く生きて欲しいって思ってるんだよ」っていうシーンとか、すーちゃんの部屋のテーブルがちゃんとそら豆型だとか、原作でいいなって思ったシーンとか細部がちゃんと再現されてるのがすっごく良かった。
36歳でバイトの面接にくる勘違い失業スーツが水橋けんじさんで笑った。「この仕事を馬鹿にする人と一緒に仕事はできません」ってきっぱり言うすーちゃんかっこよすぎた。そしてとにかくやっぱり染谷くん可愛いしぬ。店長に気持ちを寄せる染谷くんテンガロンハットおしゃれわろたしぬ。
すーちゃんが店長の話をされる時に「あの人がやめなかったら彼女が店長だったんですか?」ってオーナーに聞いて「彼女は店長って感じじゃないじゃない」って言われるシーン欲しかったな〜。ほくそ笑むんだよ。ちょっと救われたなって。