良かった。すごく良かった。
オープニングの出演者の一文字だけチカチカ灯る演出も、タイトルの入り方も、すべてが好きです。
初っ端から溢れ出るモッくんのクズさね。あと宗教の勧誘的な留守電を残す木村多江さんの声ね、こわい。「ぐるりのこと」の木村多江さんの演技を思い出しました。あとはモッくんにブチ切れる編集さん、岩井秀人さん。素敵です。
本木さんと黒木華ちゃんのベッドシーンは二度目の方がエロいと思います。ソファの上で脚にパンツ引っ掛けたままの華ちゃんが良いよね。「馬鹿な顔」って言われるモッくんもだけど、嫁が死んだ不倫相手の家にノコノコ来るこの女もじゅうぶん馬鹿なんだよなぁ。
「そんなつもりで来たんじゃない」と嫌がる華ちゃんにチューしながら「じゃあどういうつもりなの? え?」とせまるモッくんが本当にキモくて最高でしたね。
(いやでも「そんなつもりじゃない」って馬鹿かどんなつもりだよってなるよね、ノコノコ来ておいてそりゃないだろ、いいから股ひらけコラ、という気持ちも分かる)(不倫をワンランク上の恋愛と思ってドヤ顔してる女が大嫌いなのでトゲがあります)
子役の子が可愛い。親子丼を食べながら絶妙な表情をしている女の子が可愛い。兄妹喧嘩を仲裁しきれないモッくんの図。
カメラの前でとち狂ったモッくんを引きずり倒して、胸に抱えて水を飲ます池松くん、君はなんて有能編集者なんだ。「どうしたらいい…」と、途方に暮れる言葉を吐く人間に対して即座に出た返事が「考えましょう」だよ、社会人として、大人として、こんなに信頼できる人いないよ。惚れるわ。
「子育ては男の免罪符」この台詞を生み出す西川美和さんは何者なの。果たして女性が考えて出る台詞なのか? おそろしくてこわくて凄い。
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